株式会社を自分で設立したい方必見!手続き時のポイントとは?①

自分一人で株式会社を設立する際のポイント①

銀座起業コンシェルジュの若林圭子です。

「自分一人で株式会社の設立手続きってできるのでしょうか?」
先日、このようなご質問をいただきました。

答えはイエスです!

でも、このイエスの意味は
【ただ単に会社設立手続きをする】という意味でのイエスです。

「もう少し詳しく教えてください!」
とのお声が聞こえてきそうですね。

では、少し詳しくみていきましょう。

株式会社の設立手続きは、
例えば取締役会を設置するような少し特殊な株式会社を設立する場合を除いては、
自分一人でもすることは可能です。

しかし、ここでポイントになるのは、
時間と費用の問題です。

自分一人で株式会社の設立手続きをしたいとお考えの方は、
設立手続きの費用を抑えたいと思われる方が多いと思います。

なぜなら、株式会社を設立する際、
必ず手続きに必要になるお金は合計で約25万円かかります。

専門家に依頼すれば、
さらにプラスで支払わなければなりません。

これは、少ない資金で起業しようと考えている方にとっては、
かなりの高額と言えますよね。

そこで、少しでも費用を抑えたいと思ったら、
「専門家に依頼しないで、自分で設立しよう!」
という風に考えますよね。

設立手続きを自分一人でやることは可能です、
と先ほど言いましたが、やはり時間はかかります。

つまり、コストは削減できるけど、
その分自分の時間を使うことになります。

なぜなら、ご自身の本業をやりながら、
公証役場に行ったり、法務局に行ったりしなければなりません。

「自分は時間がたくさんあるので、そういったお役所に行く時間はあります!」
という方なら問題はありません。

ただし、公証役場や法務局は土日祝日がお休みなので、
平日に時間がとりにくい方などは、
日程調整等含めてきちんと考えて進める必要がでてきます。

また、設立手続きは
「どんな書類が必要で、どの書類をどこに持っていけばいいのか?」など、
一から全部自分一人で調べなければいけない、
という意味での時間も使います。

このように見てくると、
時間と費用の問題は、
自分の現状をきちんと把握して考える必要があります。

「時間がないけど、費用を少しでも抑えたい」と思い、
自分の本業がおろそかになってしまったけれど、
株式会社の設立手続きは自分一人でできたとします。

そして、「いざ株式会社を設立したからいいスタートを切るぞ!」と思った時、
「あれ?なんだかうまくいかないなぁ・・・」と本業をおろそかにした結果、
こんなことになったら本末転倒ですよね。

これは、本当にもったいないことです。

だからこそ、自分一人で株式会社を設立する際には、
必ず時間と費用のバランスについて最初にきちんと考えることが重要です。

冒頭で、「自分一人で株式会社の設立手続きはできますか?」の質問のイエスは、
【ただ単に会社設立手続きをする】という意味でのイエスです、と言いましたが、
実はこれが一番重要なポイントなのです。

なぜなら、株式会社はただ単に作って終わりではないからです。

株式会社を作ることが、ゴールではないからです。

「そんなの当たり前じゃないですか!」
と思われた方もいるかもしれません。

しかし、当たり前だからこそ、
大変重要なことであり、見落としがちなのです。

つまり、「自分が今後どんなビジネスを行っていくのか?」
というビジネスプランから逆算して、株式会社を作ることが重要なのです。

自分一人で株式会社を設立する際には、これは本当に重要なことです。

これをきちんとやるかやらないかで、
会社を設立した後の3年後、5年後、10年後が変わってきます!

次回はここをもっと深く掘り下げて
詳しくお話しさせていただきますね。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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